ナオじいちゃんの本日も晴天なり

 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」勇 「勇か、今日はどうした」ナオ 「正月に能登で大きな地震があったろう、災害救援のひのきしんが出来ないかなと思ったんだけと、ストップがかかってしまって」勇 「今度の地震は今までにない状況のようだな」ナオ 「テレビで見ても家屋の壊れ方が尋常ではないな」ナオ...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」 「今日はどんな問題かな?」 「今自分たちがやっていることは、本当にこれで良いのかと思っているんだ」 「上の人達は、やたらと人を集めろと言っている、声を掛けろと言っている」 「何のために人を集めるのですか、と聞くと、上からそう言われているからだと言う」...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」 「おお、勇か」 「最近思うんだけど、新型コロナウイルスで神様は何を教えて下さったんだろうって」 「うん、悩むことは良い事だ」 「コロナウイルスが流行して、いろいろな制限がされ、人が集まる事が出来なくなった」...
 ナオじいちゃんにも若い頃がありました。  ナオじいちゃんには一つの夢がありました。宇宙へ行く乗り物を作る科学者になりたいという夢でした。  でも、ナオじいちゃんは天理教の教会に生れ、それも長男でした。  夢をかなえたいと思う反面、教会の後を継がなければならないとも思うのでした。  きっかけは、天理教教会本部に勤めていた時でした。...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」 「勇か、元気だったか?」 「まあまあだね」 「でも、ちょっと考えることがあるんだ」 「青年会で、にをいがけをやっているんだけど、路傍講演も神名流しも、戸別訪問も、意味があるのかな、役に立っているのかな、と時々思うんだ」...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」 「おう、勇か」 「なんだ元気がないな、何か悩みごとがあるのか?」 「うん、最近行き詰っているんだ」...
 隣りのトメさんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、最近の天気はおかしいと思わないか?」 「そうだな、おかしいと言えばおかしいし、おかしくないと言えばおかしくない」 「禅問答じゃないんだから」 「すまん、すまん」 「最近は、気温にしろ雨風にしろ、変化が大きくなっているのは確かだな」...
 隣りのトメさんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、おれは怒っているんだ」 「来るそうそう、なんだな!」 「ロシアのやろうでっさ」 「あのプーチンと云うやろうが、何の罪もない人を殺めているんだよ」 「これが怒らずにいられるかって」 「まあまあ、お茶でも一杯どうかね」...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、こんにちは」 「ほう、勇か」 「今日はどうした?」 「社会貢献ってどんな事?」 「この前友達に言われたんだけど、お前天理教だろう、社会貢献してるかって」 「そうだな、宗教法人は国の税金を免除されているから、公益性のあることをしなければならないな」...
 隣りのトメさんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、今日はチョッと聞きたいことがあってさ」 「ほう、なんだい」 「巷ではSDGsと云う言葉が流行っていてるようなんだけど、どういう事なんだろうね」 「物知りのナオじいちゃんなら分かるかと思ってね」...

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