ナオじいちゃんの本日も晴天なり

 今月は先月の続きです。 「親神様のご守護の順番が決まっているのは何故なのか、じゃが」 「これは、わしの悟りじゃが、人間の赤ちゃんが体内に宿し込まれて、十月十日で生まれてくるのは知っているじゃろ」 「正確には、九ヶ月と十日、二百八十日、赤ちゃんがお母さんのおなかの中で育てられる」...
「勇、『なむあみだぶつ』の意味を知っているか?」 「知らない」 「親神様は、教祖を月日のやしろとして表に現れる前にも、人間の事を考えていろいろと守護してきたのじゃよ、それを裏守護と云う」 「仏教もキリスト教も儒教も哲学も科学も、みな裏から親神様が働いていたのじゃ」...
「わしは、気になることがあったら、調べて納得しなければならない性格でな」 「最近、元の理の中にある、『三年三月』が気になってな、これはどういう事を表しているのだろうか、と」  天理教教典第三章元の理には、次のように記しています。...
「おみちの信仰では、世間とチョッと違う考え方をすることがある」 「前に話した、『自分の事はお願いしない』もそうだが、一見何故と思うことがある」 「その一つに、戦勝祈願はしないがある」 「今は受験シーズンだから、大学受験、高校受験、都会では中学校や小学校、ひいては幼稚園まで受験がある」...
「人間は一人として他の人間と同じ人間は居ない」 「また、育った環境もそれぞれに違う」 「大金持ちの家に生まれて来た子供もいれば、貧乏の家に生れて来た子供もいる」 「同じ両親の元に生れても、生まれた時期によって違う」 「こんな話を聞いたことがある」 「親が若くて勉強熱心な時に生れた子供は、勉強が好きだ」...
「世間一般では、自分が幸せであればそれで良い。また、自分の家族が幸せであれば良い、と考える」 「でも、おみちは違う」 「おさしづには次のようにある  皆んな勇ましてこそ、真の陽気という。めん/\楽しんで、後々の者苦しますようでは、ほんとの陽気とは言えん。(明治30.12.11)」...
 今月から、ナオじいちゃんからの孫の勇くんへのお話を載せます。 「おみち(天理教)では、自分の事は親神様にはお願いしないんだよ」 「世間では、神社にお参りしたら、自分の事、良い学校に入れますように、とか、出世しますように、とか、好きな人と結婚できますように、とかお願いするだろう」 「でも、天理教の信仰者は自分の事はお願いしない」...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、最近分かんなくなってきたんだ。信仰ってなんだろうと」勇 「そうか」ナオ 「今まで無我夢中でやってきたけど、これで良いんだろうかと思っている」勇 「わしは七十過ぎてから、やっと少しづつ分かってきたぞ」ナオ 「だから、勇が分からないのは当たり前じゃ」ナオ...
 ナオじいちゃんはペンネームです。父の名前「猶人」から取りました。読み方は「なおんど」です。  父は名前をよく間違えられます。読み方もそうですが、漢字の方も。荷物の宛名に「猫八」と書いてあったものがありました。芸能人にその名前が有りますね。...
 孫の勇くんがやって来ました。 「ナオじいちゃん、困っちゃったよ」勇 「何が困ったんだ?」ナオ 「聞いてよ、ナオじいちゃん」勇 「今度、天理教を知らない人に、天理教の事を分かりやすく話をしなければならなくなったんだ」勇 「どういう話をすれば良いのか悩んでいるんだ」勇 「そうだな、まず成り立ちから話をしたらどうかな」ナオ...

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