水と火

「以前、親神様のご守護は、水と火だと話したことがあるな」

「この水と火は、人間を造るうえで、どう関わっているのか?」

「水と云うのは、理性を表している。そして理、法則だ」

「火と云うのは、情熱を表している。エネルギーであり、物質だ」

「アインシュタインが、質量とエネルギーの等価性を発見したことは有名だな」

「わしが思うに、人間の身体で云えば、水はDNA、火は細胞となるな」

「DNAは、人間の設計図だ。約2万個の遺伝子を持っている」

「遺伝子と云うのは、人間の容姿や機能を決めるものであり、ゲノムとも云う」

「また、遺伝子は遺伝と云う名が付いているように、親から子に引き継がれる」

「DNAは、一人の人間のDNAは全ての細胞で同じであり、他の人のDNAと異なって、その人固有のものである」

「だから、犯罪捜査に使われるのじゃよ」

「次は細胞じゃが、人間の大人は約37兆個の細胞で出来ている。子供は約3兆個」

「その細胞の一つ一つにDNAが入っている、ただし赤血球には無いそうじゃ」

「人間の身体には、274種類の細胞がある」

「でも、最初は、たった1個の受精卵が、細胞分裂して増殖して、人間の身体を作っていくのじゃよ」

「人間の身体の中では、細胞が死んだり、増殖したりして、常に入れ替わっている」

「細胞が分裂して増殖する方法には二種類ある」

「一つは体細胞分裂と云って、DNAをコピーして細胞分裂をする」

「一般の細胞はこの方式で増殖する」

「もう一つは減数分裂で、DNAが半分に分かれて細胞分裂する」

「細胞が分裂する時、DNAは染色体と云う形になり、23対46本の染色体になるが、対となるものが分かれて、各々23本になる」

「減数分裂をすると、DNAは半分になるのじゃ」

「これは卵子と精子のみの増殖方式である」

「そして、卵子と精子が結合して、受精卵となった時に、23+23で46本の染色体となり、元の量のDNAとなるのじゃよ」

「人間は父親からDNAの半分を、母親からDNAの半分をもらっている」

「不思議だとは思わんか、勇」

「そうか、僕はお父ちゃんとお母ちゃんから、半分ずつ貰っているんだね」