「男の理、男の徳分の続きじゃが、男は種じゃ」
「種ってあの花の種?」
「そうじゃ、野菜も果物も種が無ければ出来ない」
「種と云うのは、始まり、最初の一歩じゃ」
「何でも新しい事を始めるのは大変じゃ、今までの殻を突き破る勇気が必要なんじゃ」
「次に、女の理、女の徳分の話をしよう」
「男の水に対して、女は火じゃ。火は相手を温める、火が無ければ人間も動物も生きて行くことが出来ない」
「でも、火は強すぎると相手を焼いてしまう、火を消すのは何じゃ?」
「水だね」
「そう、水で火を消すことが出来る。水は男の理だったよな」
「次につなぐ働き、人間をつなぐ、物をつなぐ、つながないとその関係を続けていく事は出来ない」
「友人関係でも、仕事でも、好きな事や趣味でも、つながないと続いていかない」
「つなぐためには、相手に合わせる心が無いとだめじゃな。自分の意見を通そうとすると切れてしまう」
「水気上げ下げの働きじゃが、これは水の循環を表しておる」
「これはちょっと難しいかも知れんが、太陽の熱が海の水を蒸発させて空に昇り、雨となって地上に降り、川を流れて海に還る」
「この循環が、地球上の生命を存続させている。人間もそうじゃ」
「川は栄養を山から海に運んでいる」
「循環と云うのは、運ぶという事じゃ。必要な所に必要な物を届ける」
「次に切る働き、切る事によって、新しく生まれ変わる」
「同じ事をしていると発展はない、切る事によって変化が生まれ、成長につながる」
「思い切ると云う言葉があるが、固執していたものを断ち切る事じゃが、切るのは必要な時で良い、たまにで良い、いつも切っていては大変じゃ」
「最後に、苗代」
「種は苗代に蒔かなければ、生えてこない」
「種を石の上に蒔いたら、鳥に食われてしまう」
「苗代は、種を包み込み、水や栄養を与えて育てる」
「女の人は、優しく包み込んで、育てる心が大事じゃよ」
「男の徳分、女の徳分は、そうしなければならないという事ではなくて、その徳分を活かして、陽気ぐらしにつなげる事が大事じゃとわしは思う」

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