「くにとこたちのみこと様とをもたりのみこと様の話をしたが、今月は他の八柱の神様の話をしよう」
「おさらいだが、道具雛型の神様の方角と守護は次の通り」
たいしよく天のみこと 女神 北東 切る守護
くもよみのみこと 女神 東 水気上げ下げの守護
くにさづちのみこと 女神 南東 つなぎの守護
いざなみのみこと 女神 南 苗代
いざなぎのみこと 男神 北 種
月よみのみこと 男神 北西 つっぱりの守護
をふとのべのみこと 男神 西 引き出しの守護
かしこねのみこと 男神 南西 風の守護
「男の理、男の徳分には先月話にあったものの他に次のものがある」
「まず水の働き、水は色々なものを運ぶことが出来る、特に大きいものや大量の物を運ぶには、船が一番じゃ。大きなものを作る工場や、発電所などは海の近くに造るのはそのせいじゃ」
「また、水は色々なものを溶かすことが出来る、薬を水で飲むのもそのおかげじゃよ」
「まだ水の働きには色々あるが、次に突っ張りの働き」
「勇は万有引力の法則は知っているか」
「知っているよ、地球の重力もそうだね」
「人間が立つには、その重力に逆らって上に向かう力が必要じゃ、これが突っ張りの働き。重力だけではない、突っ張る働きがあるから形を維持することが出来る」
「人間だけではない、他の動物も植物も同じじゃ」
「次に、引き出す働き」
「勇は植物を育てたことがあるか?」
「あるよ、学校で野菜を作ったことがある」
「野菜も花も、まず種を蒔くじゃろ」
「蒔いた種から根が伸びて、芽を出す」
「芽が出て、だんだん伸びて行く。そして茎が出来葉っぱが出来、花が咲き実が生る、これは引き出しの働きがあるからじゃ」
「次に、風の働き」
「風は空気を動かす、空気が動かなければ気温は場所によって偏ってしまう。空気が動くから、気温が平均になる。夏に扇風機を回すのはその為じゃよ」
次回に続く

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