教人とは何

 前回、ようぼくとは何かを書きましたが。ようぼくになった人が、もっと天理教の教理を学びたい、もっと信仰を深めたいと思って、天理教教会本部の主催する講習(教人資格講習会)を受け合格すると、教人の資格を得ることが出来ます。

 教人はようぼくと同じように、にをいがけ、おたすけと云う布教活動をして、天理教の目的である陽気ぐらし社会を実現するために行動しますが、それと共に、教理を人に伝えることの出来るよう研鑽します。

 天理教の三原典である、みかぐら歌、おふでさき、おさしづを熟読し、また他の教義書を勉強し、天理教の教えを心に修めます。

 信仰の実践として、おたすけ、教会への日参、ご恩報じのお供え、ひのきしんと云う奉仕活動を、自ら進んで行うと共に、ようぼく信者の先頭に立ち教え導きます。

 陽気ぐらし社会の手本となる教会活動の上で、教会長の手足となって行動します。

 毎月の月次祭、大祭のおつとめ奉仕者として、おつとめを真剣に間違いなく勤めるために、日頃のおてふりの練習、鳴物の練習、地方の練習を欠かさず行い、またおつとめ練習途上の人を教え導きます。

 教人は教える人と書くように、自分が信仰をするだけでなく、人を教え導く人です。

 ですから、常に自分の信仰を見つめ直し、道を求める心を持つことが大事だと思います。