その二 組係

 一期講師の最初の仕事は、組係を決めることです。これは担任と副担任と相談して決めます。

 組係を決めるための簡単な面談が始まりました。一応基準を決めておきました。重い身上の無い人。天理教本部の学校に入った人又は天理教関係の職場に勤めたことのある人、つまり天理教本部の施設等がある程度分かる人です。それと、年齢は若すぎず年寄りすぎずです。

 九○四期の1組は、全員で十九名です。九○四期は平成二十八年八月から十月までの三ヶ月間修養する期です。

 十九名の中で半分くらいは身上者です。また、年齢も十九歳から七十七歳までと幅広く、組係になってもらう人を選ぶのは難しくありませんでした。候補者は五、六名で、その中でも年齢的にバランスのとれた組み合わせを考えて、次の三名に決めました。

 一番の組係は、五十九歳のMKさんです。一番はクラスのまとめ役ですから、年配の人が良いので決めました。また、睨みが効きそうなので。

 二番の組係は、二十六歳のOTさんです。二番は授業係で、こまめに動かなければならないので、若い人にしました。また、よく気が付くようなので。

 三番の組係は、三十八歳のOYさんです。三番はひのきしん係で、ひのきしんをお願いしたり、休んだ時には代わりにやってくれたりと元気でなければならないのです。ですから、若すぎず年寄りすぎすです。また、人当たりが良さそうなので。

 この三人で本当に助かりました。