日参

 今日は日曜日です。お母さんがゆめちゃんに声を掛けました。

「ゆめちゃん、教会に行く?」

「行く!行く!」

 家から教会までは、歩いて二十分位です。

 ゆめちゃんは、お母さんと手をつないで教会までお散歩です。

 教会に着いたら、神殿で参拝して、おつとめをしました。

「ゆめちゃん、もういいわよ。」

 お母さんのお許しが出たので、ゆめちゃんは次郎の所へ走って行きました。次郎と云うのは柴犬の名前です。お母さんがゆめちゃんを教会に誘った時に、喜んで返事をしたのは、次郎に会えるからでした。

 ゆめちゃんは次郎が大好きです。次郎もゆめちゃんが好きなようです。ゆめちやんが行くと尻尾を振って喜びます。

 お母さんが教会の奥さん(ゆめちゃんのお祖母ちゃん)と話をしている間、ゆめちゃんは次郎と遊ぶ事が出来ます。

「ゆめちゃん、帰るわよ。」

 お母さんの用事は終わったようです。ゆめちゃんはしぶしぶ次郎にお別れをしました。

 ゆめちゃんの家では、毎日誰かが教会に行きます。主にお母さんです。お母さんが行けない時はお父さんです。家族そろって行く事もあります。

 ゆめちゃんは家に帰る途中でお母さんに聞きました。

「なんで毎日教会へ行くの?」

「毎日教会へ行く事を日参と云うのよ。本当は親神様、教祖がおられるおぢばに行ければ良いのだけど、遠くて毎日は行けないので、代わりに教会へ行くの。」

「私達はね、ゆめちゃんも、お父さんも、お兄ちゃんも、お母さんもみんな、毎日毎日健康で仕事をしたり勉強をしたり出来るのも、親神様のお陰なの。だから、毎日毎日親神様にお礼をするのが日参なのよ。」

「毎日毎日お礼をすると、事故に遭ったり怪我をしたり病気になったりしないように、また怪我も大怪我ではなく小さく済むように、病気もそのように、大難は小難に、小難は無難に、親神様は守って下さるのよ。」

「へえ、そうなんだ。日参て大事なんだね。」