人間は何のために生きているの?

現在のロシア軍のウクライナへの侵攻によって、人間同士が互いに傷つけ殺し合い、困難に陥る人々が増え続けている事実を目の当たりにし、強い動揺と悲しみを禁じ得ません。戦火の犠牲になった人たちへの哀悼の意を表します。

 

すべての人間の元の親であり真実の親である親神は、その啓示のなかで、世界中の人間は皆わが子であり、お互いは等しく兄弟姉妹の間柄であって、他人ではないと教えられています。そして、時に子供たちが互いに争い傷つけ合う世の姿に対して強い残念の意を示されています。

 

いま世界に起きているすべての争いが一刻も早く治まることはもとより、世界中の人々がこの真実に目覚めて、人々が兄弟姉妹として互いにたすけ合う真の平和世界がおとずれることを切に願い祈ります。

                              天理教ホームページより引用

 

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陽気ぐらし

 天理教の教えは世間一般の考え方と少し違うことがあります。それは、かしものかりものと云う事です。

  めへ/\のみのうちよりのかりものを

  しらずにいてハなにもわからん 三号 137

 かしものかりものと云う事が分からなければ、陽気ぐらしは出来ないのです。

 では、かしものかりものとはどう云う事なのかをお話しします。

 今から約九億十万年前に、神様は私たち人間の祖先をお創りになりました。どのようにして創ったのかと云いますと、十の働きを使って創られました。その証拠として、人間には手足に指を十本づつ付けたと教えられています。

 十の働きを十全の守護と云います。

 神様は人間を造られたばかりでなく、現在人間が生活できるのも神様の十全の守護によるものであり、この世界、衣食住や自然界も全て神様の十全の守護によるものであります。

 言葉を変えて云いますと、私達人間は身体を神様から借りていると言えるのです。また、身体だけでなくこの世界の全ての物も神様から借りているのです。借りているものですから自由に使うことは出来ません。自由に使っているように見えても、いざ病気になったり怪我をしたら自分の身体を自由に使うことは出来ません。また、自分の意志で生まれた人は居ませんし、亡くなる時もそうです。

 では、私たち人間にとって自分のものは何かと云えば、心は自分のものです。心だけは自由に使うことが出来るのです。この心によって陽気ぐらしが出来るのです。どう云う心遣いをすれば陽気ぐらしが出来るのか、それには三つあります。報恩感謝の心、物を大切にする心、人を助ける心の三つです。

 また、私たちの心は自由に使うことが出来ますから、陽気ぐらしと逆の方になる心もあります。この陽気ぐらしを邪魔する心遣いを八つのほこりとして戒められています。

 神様は人間の祖先を創られる時に、人間に陽気ぐらしをさせたいと思召されて人間を造られました。つまり、人間は陽気ぐらしをするために生まれてきたのです。そのことを初めて教えて下さった方がおられます。その方のお名前は中山みき様と申し上げます。私たち天理教の信者は教祖(おやさま)とお呼びしています。

 教祖は、言葉で、文字に記して、また自らの生活態度によって、私たち人間を陽気ぐらしにお導きになりました。具体的にどうしたら陽気ぐらしが出来るかを教えられたのです。

 それには三つあります。「ひのきしん」と「おつとめ」と「おたすけ」です。

 教祖は明治二十年陰暦一月二十六日現身を隠されましたが、今でも存命でおぢばにおられます。おぢばは奈良県天理市にあります。神様が人間を宿し込んだ場所であり、人間の故郷です。

 

親神様

親神様は人間を造られたお方です。

今から約九億十万年前に、親神様は人間が陽気ぐらしをするのを見て、共に喜びたいと思召されて、人間とこの世界を造られました。

 

おやさま

教祖(おやさま)は、人間の親である親神様の存在と、人間は陽気ぐらしをするために生まれてきた事を、天保九年十月二十六日に初めてお伝え下さいました。

おぢば

おぢばは、現在の奈良県天理市にあります。最初に人間が宿し込まれた場所で、人類のふるさとです。


感謝・慎み・助け合い


人間が幸せになる三つのキーワードです。